よみもの3

野菜とドレッシングの物語
~成功の背後にあった苦労と情熱~

花様ドレッシング

大阪で7店舗を展開する近江野菜が主役の飲食店「花様ka-you」のキッチンで試作したドレッシングをランチのサラダにかけて提供したところ、大きな反響となった。以降もその美味しさが話題を呼び、いつのまにか日本中に広がった。

それが「花様ドレッシング」

野菜とドレッシングの物語

2008年から、大阪のキタ・ミナミにある飲食店「花様 ka-you 」で、ドレッシングをかけたサラダを提供していると、毎日20~30人のお客様から「このドレッシングを販売して欲しい!」「レシピを教えて欲しい!」など、累計1万人以上のお客様から商品化の要望があり、実現されたドレッシングで、ほんのり鰹風味で少し塩味があり、野菜の美味しさが最大限に引き立つやさしさのある味わい。発売当初からその美味しさが変わることなく多くの人に愛され続けている。

はじめは、ほぼ手作業で製造していて、ラベルも手貼りしていたが、1年後には注文が増え生産が追いつかなくなり機械を導入することになったとEVEGREENの清水裕之氏は懐かしそうに語る。清水氏は、2003年に大阪市西区北堀江で「花様ka-you」を開業する。地元の近江野菜の味わいに感銘を受け、県内の農家さんを飛び込みで訪ね歩き、農家さん達の想いを受け継ぐ野菜を多くの人に提供することを心に決め、「滋賀県の食材」がコンセプトの新業態を築いた。

このドレッシングの人気の秘密はサラダに使われる近江野菜にある。清水氏は野菜の鮮度と品質にこだわり、農家から直接仕入れる新鮮な野菜を、滋賀から大阪の店舗へ運んでいる。このこだわりを貫く姿勢が、多くの人々に愛される理由の一つとなっていると私は思う。
現在、花様ドレッシングは月間1万本以上の販売実績がある。興味深いことに、このドレッシングは営業活動を一切行っていないという。長年愛用いただくお客様の口コミと、お裾分けで話題を呼び、取引依頼の問い合わせをいただいているそうだ。北は北海道、南は九州まで約100店舗以上のスーパーや食料品店に納められている。
 
このドレッシングの物語は単なる商品開発だけでなく、一人の人物の情熱と努力の結晶でもあり、野菜とドレッシングが織りなすこの物語は私たちへ「継続は力なり」という道を示し、自分の情熱を信じて努力する大切さを教えてくれた。

花様ドレッシング

和風な味わいがベースで、醤油と鰹が絶妙に調和した花様ドレッシング。これは日本人にとって、昔から親しまれてきた味わいの象徴だ。醤油の深い風味と鰹の出汁が口に広がり、野菜の味わいを引き立てながらどこか懐かしさを感じさせる。見た目にはコクが強そうに見えるが、意外にもあっさりとしているのが特徴だ。そのため、一口食べると次のサラダが欲しくなる魅力がある。リピーターも多く、人々を虜にする中毒性を持ちながら、花様ドレッシングは合成着色料や乳化剤を使用していない。自然の素材の美味しさを最大限に引き出すために、そのままの色合いを守ることにこだわっている。

花様ドレッシングを最大限に楽しむためのポイントがある。使用する前に、よく振り混ぜることが重要だ。ドレッシングボトルを10回以上振って混ぜ、白っぽく色が変化したら準備完了。これにより油とのなじみがよくなり、まろやかな味わいが一層際立ち、その美味しさにきっと虜になることでしょう。

多くの人々を魅了する花様ドレッシング。
その味わいと物語は、私たちに食の喜びと情熱を教えてくれる。
ぜひ、花様ドレッシングを試してみて、その美味しさと物語に触れてみてほしい。

花様ドレッシングを使ったレシピ

公式サイトでもおすすめされているレシピとIMASHIGAおすすめレシピです。

○豆苗と豆腐とツナのサラダ
ツナと豆腐がしっかりとドレッシングと絡まり、シャキシャキした豆苗が食欲をかきたてます。

○春菊とカブのサラダ
春菊とかぶは花様ドレッシングにとてもマッチします。ぜひお試しください。

○ペペロンチーノ
ソースとして、花様ドレッシングを使用します。具材は無くても良いですがオススメは、ベーコンとアスパラです。ポイントはニンニクの香りを引き出す為に弱火でじっくりと花様ドレッシングをなじませてください。

○浅漬風
お好きな野菜をスライスして、ビニール袋に花様ドレッシングと野菜を入れてしっかり揉んだ後、冷蔵庫で1晩置くだけ。花様ドレッシングのほんのりカツオ風味と塩加減が野菜に馴染んでとっても食べやすい浅漬け風になります。

※各レシピは画像に掲載しています。

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